DESTINATION TRAIL: TASMANIA

Destination Trail 第2シーズンへようこそ。今年も、世界中を旅して、最高のトレイルを求めるライダーに密着していきます。有名なトレイルを訪れることもあれば、誰にも知られていないものを走ることもあるでしょう。そこにあるのはマウンテンバイクの本質だけ。ここに冒険が生まれ、思い出が作られます。

DESTINATION #8

タスマニア島 ダービー

今回のDestination Trailでは、トロイ・ブロスナンをタスマニア島のダービーで密着します。ジャングル、松の森、乾燥、岩だらけの川床 ーこの世界の片隅にはあらゆる地形と生態系があり、片手ほどの数のカフェやパブに住民が集まるだけ。壮大なトレイルネットワークが生まれるのは当然のことです。トロイとSpecialized Australia 従業員のパトリック・ヤングが、プロダウンヒルのストレスから解放され、フカフカのシングルト���ッ���、自然と共存できるトレイル造りへの理解、そして楽しい時間を追い求める様子を見ていきましょう。

THE RIDERS

TROY BROSNAN & PATTY YOUNG

THE TRAILS

タスマニア島 ダービー

タスマニア島の北東にポツンと存在するダービーは、ブラザーズホームという名の下、1847年に人々が定住を始めました。当初は大儲けできるほどのスズが採れるという評判とともに、小さな採鉱の町とされていました。これにより、19世紀が終わるまでに、3000人もの住民が押し寄せることとなったのです。

住民や労働者が殺到したため、この町はダービー ー代々、英語を話す住民に賛同してー と名を変え、隣町へと短い線路を掛けました。利便性というより産業上の必要性だったのかもしれませんが、建物の急速な建築や拡大は、カスケード・ダムの建設の前触れとなり、その貯水量は188万ガロンにもなりました。

1929年の豪雨によりダムが決壊し、3m以上の波が町と、ダムの建設現場裏のブリセイス炭鉱を襲いました。この事故で14名の命が失われました。オーストラリアの歴史でも、人命が失われた唯一のダム決壊事故となり、この町は悲劇で知られることとなりました。この余波で、採掘は再び始まりましたが、1940年代後半には閉山となります。約半世紀後、線路も閉鎖されました。

現在、ダービーの町は、自然と歴史に囲まれた、ある意味辺ぴな存在を楽しんでいます。この町はローンセストンから東海岸までの旅でよく人が訪れ、ティンドラゴンのトレイル(Trail of Tin Dragon)などの案内用ハイキングトレイル、宝石探し、そしてもちろん、トロイ・ブロスナンが「今まで走った中でも最高」と称するマウンテンバイクトレイルのネットワークがあります。

WORLD TRAIL

マウンテンバイクの将来のために、持続可能なトレイルを提供するよう設立されたワールドトレイルは、世界中の20か国以上でトレイルを評価、設計、造成します。実際、オーストラリアだけでも、今まで行われたすべてのワールドカップ、世界選手権、オリンピックに向けた、合計300km以上にわたる特注のマウンテンバイクトレイルを造ってきました。

さらに賞賛を知りたいなら、その創始者であるグレン・ジェイコブスは、MTBの殿堂入りを果たした唯一のオーストラリア人なのです 。これらすべての理由から、私たちはその従業員であるリース・アトキンソンとライアン・デラルーが、タスマニアでのライドに同行してくれることに、とても嬉しく思いました。

THE GEAR

TRAIL ESSENTIALS