新しいStumpjumperは究極のトレイルバイク。まるでレールの上をすべるように走る、スペシャライズド史上、最高に万能なバイクになりました。さらにエキサイティングなのは、ライダーに合わせてしっかりとチューニングできること。無意味な独自規格はすべて取り去りました。新しいStumpjumper、それはトレイルバイクの新しいベンチマークです。
All Your Bases Are Covered
どちらも魅力的
You Can't Lose
すべてのライダーが最高の1台を手に入れられるように、日本では2種類の新型Stumpjumperをラインナップしました。Stumpjumper Short Travel(ST)は小回りが利いた機敏な走りを、一方のStumpjumperはスピードと安定性のある走りを提供します。
フィールドテスト
Real-World Testing
前作ももちろん良いバイクでしたが、若干の剛性不足でハラハラしたセクションを心から楽しめるバイクではなかったと認めざるをえません。そこでStumpjumperの限界性能を向上させるために、マウンテンバイク専用の剛性テストを開発。手と足が路面から別々の動きを受けると、ライダーが不快に感じるということがわかりました。
フロントエンドの剛性を最適化するために、大規模なフィールドテストが行われました。テストフレームで実走したフィードバックをもとに、フレームに更なるカーボン層を巻きつけます。研究室でその剛性値を記録後、再びテストライダーに返却しフィールドテストを行う。この調整作業を、剛性とハンドリング性能の最適なバランスが得られるまで、何度も繰り返しました。そして生まれたのが、狙いどおりのラインを、まるでレールの上をすべるかのように走れるこのバイクです。これがマウンテンバイク版ライダーファースト・エンジニアード™、どのサイズでも究極のトレイルライドが可能になりました。
新しいサイドアームフレーム
All-New Sidearm Frame
フレームの軽量化と剛性アップのために最大限の努力を行い、より効率的な構造である新しいサイドアームデザインにたどり着きました。3か所あるリアエンドとリアショックのマウント部分すべてを、フレームと直接つなぐデザインにより、剛性と衝撃吸収性が大幅に向上しました。つまり、フレームのたわみを最小限に抑えることで、リアサスペンションへの悪影響を及ぼさなくなったということです。CAD上において、新しいデザインの3D 形状を有限要素法(FEA)で検証した結果、前作と比較した際、新設計が20%も効率的であることを証明できました。このような開発を経て、市販されている中で最も軽量なトレイルバイクのフレームが完成したのです。
新しいFSR
新フレームで新たなアプローチ
New Frame Yields a New Approach
20年以上にわたり、FSRを採用してきたスペシャライズドですが、この実績あるデザインをさらに改良しました。FSRは最小限の妥協でサスペンションのすべてを調整できる、優秀なデザインです。バイクのサスペンションはフレームのキネマティック(運動学)とリアショックの融合です。スペシャライズドには専任のサスペンションチーム(リーダーはサスペンションの職人、マイク・マカンドリューズ)があるので、開発の初期からフレームエンジニアたちと協働することができます。このチームワークのおかげで、ショックユニットまかせではなく、フレームのキネマティックを最大限に利用するサスペンションができました。どんな走りをするかって? 小さな衝撃をしなやかに吸収しながら、ミッドストロークでは踏ん張り、さらにボトムアウトをサポートします。これこそが、究極のトレイルバイクを可能にするサスペンションです。
Rx Tune
スペシャライズドのサスペンションチームは、バイクのキネマティックに合わせて、すべてのリアショックのコンプレッションとリバウンドのシムを調整し、またエアボリュームも調整しています。これにより、理想的な調整域を持ちながら、あなたが求める走りに合わせて微調整が可能です。
Flip Chip
Flip Chipなら、あなたのライディングスタイルに合わせて、フレームジオメトリーを簡単に調整できます。セッティングはHighとLowの2種類、「チップをフリップ(ひっくり返す)」させると、ボトムブラケット高が6mm、ヘッドアングルが0.5度変わります。
ノンセンスな独自規格はなし
究極の調整機能
Ultimate Adjustability
Stumpjumperはスペシャライズド史上、最も好みに合わせてカスタムできるMTBです。標準的なストロークのメトリック規格のショックを採用しているので、好みのリアショックに付け替えるのにまったく問題はありません。また、PF30 ボトムブラケットに代わり、整備性に優れたネジ切りBBを採用、27.5と29インチフレームの両方で最大3.0インチ幅のタイヤは履けます。ハイボリュームのタイヤがフォークに入るかは、念のため製造元にご確認を。きっとこれは誰もが好む仕様でしょう。
ケーブルの取り回しを改善
Improved Cable Routing
カーボンモデルでは、整備性の高いケーブル配置を採用しています。完全につながったケーブルルーティング用のチューブをカーボンフレームの必要なところに設け、アウターケーブルを反対側から出るまで押し込むだけで通せるようにしました。これで、だらしなく垂れ下がるケーブルも、磁石を使ってケーブルを通すことも、ケーブルを押し込むためのスポークも必要ありません。もう涙で枕を濡らすこともありませんね。
こだわりのディテール
より静かなドライブトレイン
チェーンステープロテクターが機能せず、チェーンがガチャガチャと音を立てていたのはもう過去の話。新しいプロテクターのノブ(突起)がチェーンの動きを落ち着かせ、ガチャガチャ音を軽減します。
SWAT™ ダウンチューブストレージ
SWAT™ Down Tube Storage
ライドの必需品が入ることで好評の、ダウンチューブに内蔵されたSWAT™ ストレージは、さらに小さく軽くなったにもかかわらず、容量が20%増えました。
Stumpjumper
