これは、ライダーの核心とこのスポーツへの愛に迫った美しいムービーです。そしてこれらを、伝えるのではなく表現します。今夏のCrankworxの会場を埋め尽くす観衆に大絶賛を受けたMOTIVEは、2017年晩秋にiTunesにてお買い求めいただけます。それまでは、コースタルクルーが作るトレイルより公開日が待ち遠しくてウキウキしてしまう、ストーリーや予告編をご覧ください。

Motive

Nature vs. Nurture

スタイルはすべてです。スタイルが特別すぎて、シングルトラックやバームを意のままに進む様子で、離れていても特定できるライダーもいます。では、彼らはどこでそのスタイルを身につけたのでしょう 自然と身についたものなのか、それとも巨大なジャンプを飛び、ハンドルが地面に着くまでバイクを倒して曲がる中で、彼らのDNAの一部が表に出てくるのでしょうか。あるいは、成長し、取捨選択をする中で環境から取り込まれるものなのでしょうか。マット・ハンターとマット・マイルズの場合、素質か環境かを問われると、甲乙つけがたいものになります。生まれつきの才能もあるでしょうし、カムループスで育っているからです。この場所は、そのDNAを育み、それを地形と組み合わせて羨ましいほどのスタイルを生み出せる、るつぼなのです。

ここに住んで約34年になるけど、いまだにその魅力がどこから湧き出ているのか、わからないよ。

Matt Hunter

なぜカムループスがライダーにとって天国なのか、その理由は簡単です。トレイルは魅惑的で、森は青々と茂り、とてものんびりした雰囲気なので架空の場所のようなのです。しかしここは、二人のマットが出会い、共にライドし、冒険の計画を立て、長年の友情を築き上げてきた場所でもあります。そしてMOTIVEがクランクワークスで公開されれば、彼らが世界に見せたがっているその場所と共に、二人の特別な関係を知ることになるでしょう。マット・マイルズは言います。「MOTIVEのパートの準備段階で、普段の僕らのライドを見せるのが一番だって自然と思い浮かんだんだ。だから、ただライドをしただけさ(笑)。でも、カムループスには、バイク以外にもたくさんの魅力があるよ」。そしてこう続けます。「町の雰囲気はこじんまりとしていて、釣りとかハンティングとか、楽しいアウトドアアクティビティがいつでもできる。散策するだけでも楽しい。一時間圏内の景色はどこも違うし、BC州の中心だから他の街へも行きやすい。ここには可能性や素晴らしい環境があるって思うだけで、いつもワクワクする」彼らは偉大で魅惑的なカムループスで走り、その走りで私たちの目を楽しませます。ここで素質か環境かが問われないのは間違いありません。カムループスで育ち、影響を受けたライダーにとって、それは全く同じなのです。

MOTIVE

The Wizards of the Woods

優れたトレイルは魔法をかけます。あなたはすっかりそのフローに魅了され、地球との一体感は麓に下りきるまでずっと続きます。ギャップジャンプ、バーム、ロックセクション、ふんわりと飛べるキッカーなどは、ダンスで言うところの指パッチンや、腰を振るようなもの。最高のトレイルに出会えば、リズムに身を委ねずにはいられません。そう、とにかく楽しいのです。では、一体誰がこれらのトレイルに魔法をかけ、どこでそのようなひらめきを得るのでしょうか? この予告編に収録されているトレイルは、今までにない魔法を使って作られています。これは、地形を綿密に調査し、良さそうなフォールラインを選び、丸太を割り、組み立て、釘を打ち、カットし、土を堀り、表面を固めるといった、とても大変な仕事です。ビルダーたちは来る日も来る日も、シャベルやチェーンソーを使って汗を流しながら、走れば45-60秒ほどの短さのラインを一生懸命作ります。トレイルビルドのリアル魔法使い、ディラン・ダンカートンとカーティス・ロビンソンの二人に、なぜ、そしてどのようにトレイルを作るのか、尋ねました。

良く言われる表現だけど、仲間が自分の作ったトレイルを走った後に満面の笑みを浮かべる姿を見て、嬉しくないわけがない。その喜びを知っているし、いつになっても嬉しいよ。トレイルは、激しく乗ってもらうためにあるんだから!

Curtis Robinson カーティス・ロビンソン

Q: 森を何も描かれていないキャンバスだとします。新たなラインを見つける時、どんなものを探しますか?


ディラン: 一番大切なのは、作業量と見返りのバランスを判断すること。ラインの中には、とても自然で、セクションを作るのに適したものもある。でも、今の作業の規模なら、作るのには思った以上の時間や労力が掛かるんだ。最も美しくて自然に見えるラインを作れそうな場所を探すようにしているよ。トレイルを作り出すと、作業量はあっという間に増えていく。石や木を動かしている時は、あまりワクワクした気分でいられないけど、そうする価値があれば実現に向けて動くのみさ。


カーティス: 位置、傾斜、スタイルをまず見ていくかな。元々の地形を使うようにするんだ。候補地を詳しく調べるほど、アイデアが浮かんでくるよ。



Q: 良いトレイルに必要なものとは? あなたにとって理想のトレイルとは?


カーティス: 僕が大切にしているのは、フロー、楽しいコーナー、コブ、そしてジャンプ。僕の夢のトレイルは、すでにコースト・グラビティー・パーク(以下、CGP)にあって、ラッキーなことに、ここ数年で夢のトレイルをいくつも作ることができた。甘やかされているように感じるよ。


ディラン:夢のトレイルは決して終わることはなく、常に新たなアイデアが出てくる。たいていは僕らが最後に作ったトレイルが夢のトレイルだね。そして次のトレイルを作り出す。素晴らしいトレイルを作る要素はたくさんあって、可能性や選択肢に限りはない。そこがトレイルビルドの楽しさなんだ。夢に描いた通りに解釈し、実現できる。だから僕らはトレイルを作るのが大好き。自分たちの夢を形にして、走れるんだから。大変でも、やりがいはあるよ。

Q: トレイルビルドから得られる経験とはどんなものですか? 人々が作ったトレイルを楽しむのを見てどう感じますか?


カーティス:求めている形となるよう、何かを加え、取り去り、変更できるのがいい。新しいトレイルを走るのとはまた違った気分だね。実際に走るまでに、そのトレイルのことをよく知ることになるから。


ディラン:想像力と実際に走るという面で、トレイルビルドからとても多くを学ぶよ。僕らのバイクパークでは、自分の仕事を楽しめるだけでなく、訪れた全員に楽しんでもらえるのさ。



Q: どこでどのようにしてトレイルビルドを学びましたか?


カーティス:11歳の時に、友達のお父さんに教わった。レーキを持たされ、「やってみて」と言われたんだ。そこからハマった。高校時代、兄がトレイルビルドを本格的に始め、先駆け的フリーライドトレイルを作り出したんだ。後のKranked ムービーで使われたよ。これは僕にとって大きなインスピレーションだけでなく、やりたいと思えるものになったんだ。


ディラン: 他の子供のように、家の庭でジャンプ台や橋を作り出したのがきっかけ。大工のお父さんからお古の丸ノコをもらって枕木を切り、製鉄所のスクラップに釘を打って、庭中でつなげたよ。そこから始まり、年を重ねるにつれてラインや作り方も成長していった。お父さんからのアドバイスと必須の道具を手にした僕とカーティスは、思い描いたものなら何でも作れたんだ。

Q: 収録されているトレイルについて教えてください。どんなトレイルですか?


カーティス: 雪が溶けてから、いくつかのトレイルを作った。たくさんのジャンプがあるフリーライドラインは、僕とディランで走った。CGPにもDH トレイルとジャンプトレイルを新たに作ったんだ。これらのラインは走っていてとても楽しかったけど、やりがいのあるものでもあった。ラインが山頂から麓まで気持ちよく続いた時は嬉しいね。


ディラン: トレイルのどの部分も同じものはない。建設する時に、地形によっては一筋縄でいかなかったり難題もある。このムービーには、山頂から麓まで木を使って28日間ぶっ続けで作ったラインや、別の週に400時間以上も掛けたフカフカのラインが収められているよ。


切り株や岩の上に飛び乗ったり降りたりできる台を作りたいとずっと思っていた。ある日、森の中を歩いていると、完璧なランディングを持つ岩を見つけたんだ。そうそう、これを探していたんだよっていう感じ。そこへ進入するラインを確かめてから、もっと可能性が広がっていることに気づいたんだ。それらをつなげて、乗ったり降りたりする台やイカした一枚岩のセクションを持つ、山頂から麓までの長いトレイルへと進化させていったのさ。夢を実現できた瞬間だね。

MOTIVE

Finn Iles

彼は、どこからともなく現れたように感じます。この闘争心に燃える14歳の少年は、2014年クランクワークスのウィップオフ世界選手権で、大胆にもルールを無視し、彼自慢のウィップを見せつけました。#LetFinnIn(フィンを出させてあげて)という運動が彼を出場に至らせたのかもしれませんが、あの日彼が優勝できたのは、何年もの地道な練習によるものでした。覚えておきましょう。誰もいきなり現れたりなんかしない、と。フィン・アイルズは、当日にバイクを受け取り、「ねえ、やってみていい」と言ったわけではありません。ウィスラーで生まれ育ち、「ジャンプで真横を向く」スキルをクラブアップル・ヒッツ(ジャンプトレイルの名前)で11歳の頃から磨き続けてきているのです。従って、当然の成り行きです。それから数年が経った今、フィンは、「速く、もっと速く、誰よりも速く」と頭の中で唱えながら、ダウンヒルのジュニアランキングを独占しています。あとは、2016年のダウンヒルシーズンの成功を、今年もさらに素早いペースで達成していくのが願いです。ジュニアワールドカップ総合、ジュニア世界選手権、ウィップオフ世界選手権で優勝したことを考えると、彼に勝つのは並大抵のことではありませんが、若いながら頂点に立つと、高望みしてしまうものです。

全員に勝ちたいわけじゃない。ただ、できるだけ速く走るだけさ。

Finn Iles フィン・アイルズ

その原動力はどこから湧いてくるのでしょう。己の若い脚で速く走れるだけ走る -- 勝つためではない、まさに明るい希望 -- という彼の欲望に、どのようにして火がつけられるのでしょうか? MOTIVE初のこの予告編では、フィンがコースタル・クルーと再会し、バンクーバー島へと向かいます。彼がカーティス・ロビンソンやディラン・ダンカートンと初めて出会ったのは2009年、彼らがバイクキャンプでフィンのコーチを務めた時でした。以来、フィンもコースタル・クルーも、独自のライディングスタイルを確立し、異なる方向へ歩んできましたが、彼らにとって、一緒にライドするのはいつも最高の時間でした。チームは何日間も土を掘り、森の中を歩き、撮影機材を持ち運び、フィンがトレイルを走る様子を撮影して映像を撮り溜め、最終的に作品を仕上げました。この一分間の予告編は、8月に公開されるムービーのほんのごく一部です。.

バンクーバー島は、レースのトレーニングでカナダのどこよりも適した場所だから、撮影にもってこいだったよ。スティービー(故スティーブ・スミス)のトレーニングコースでもあるから、ライドと撮影するには特別な場所なんだ。

MOTIVE

About the Film

Motiveは、マインドスパークシネマとパワーハウスフィルミングの優れたフィルマー集団と、コースタル・クルー(カーティス・ロビンソンとディラン・ダンカートン)の優れたライダーたちによるコラボレーション作品です。北米中で撮影され、カーティス・ロビンソン、ディラン・ダンカートン、フィン・アイルズ、ギャレット・メケム、マット・マイルズとマット・ハンターの、簡単そうに見えてものすごく難しい走りと進化がにじみ出たムービーとなっています。世界先行試写会は、8月18日金曜日、クランクワークス・ウィスラー開催中のオリンピック・ビレッジにて行われます。