アルミニウムの性能を存分に引き出すために
D’Aluisio Smartweld
アルミニウムはバイクフレームに適した素材。軽く、高剛性で、コストを抑えられます。しかし、溶接の際に考慮すべき特性があるのも事実です。ここで効果を発揮するのがD’Aluisio Smartweld テクノロジー。アルミニウムのパフォーマンスを最大限に引き出します。
アルミニウムの性能を存分に引き出すために
D’Aluisio Smartweld
アルミニウムはバイクフレームに適した素材。軽く、高剛性で、コストを抑えられます。しかし、溶接の際に考慮すべき特性があるのも事実です。ここで効果を発揮するのがD’Aluisio Smartweld テクノロジー。アルミニウムのパフォーマンスを最大限に引き出します。
Smartweldとは?
What is Smartweld?
Smartweldとは、チューブ同士の溶接部を精密に一致させ、より確実で高強度な接合部を作り、これが最終的には高強度で軽いフレームを可能にする製法のこと。新型Chiselの場合、ヘッドチューブ、トップチューブ、ダウンチューブの接合部にこの製法が用いられています。この接合部は、フレームの中でもっとも高い応力が生じる部位ですが、Smartweldならカーボンフレームに迫る重量で、フレーム強度を大幅に高めることができます。
Smartweldとは?
What is Smartweld?
Smartweldとは、チューブ同士の溶接部を精密に一致させ、より確実で高強度な接合部を作り、これが最終的には高強度で軽いフレームを可能にする製法のこと。新型Chiselの場合、ヘッドチューブ、トップチューブ、ダウンチューブの接合部にこの製法が用いられています。この接合部は、フレームの中でもっとも高い応力が生じる部位ですが、Smartweldならカーボンフレームに迫る重量で、フレーム強度を大幅に高めることができます。
もう少しわかりやすく説明すると、、、
Smartweldはヘッドチューブの形状を、トップチューブやダウンチューブとの接合部の形状と一致するよう作る製法のこと。また、トップチューブとダウンチューブの形状も、ヘッドチューブとの接合部でその形状と一致するよう作っています。これらのチューブの形状は、大まかにつなぎ合わせるのではなく、エンジニアの意図通りに接合できるよう、設計されているのです。さらに、必要な部分のみに溶接材料を追加することが可能で、これが大きなメリットをもたらします。
ダルージオって誰?
クリス・ダルージオは、Smartweldの立役者。彼は当初、滑らかで目立たず、継ぎ目のない接合部を作り、外観を改善させる方法を探していました。そこで新しいフレームを作ってテスト装置に乗せたところ、今までの常識を覆す結果が得られました。クリスはチャック・テシェイラ(アルミニウムフレームのスペシャリスト)に、これがなぜ、そしてどのように生じているのかを突き詰めてもらうことに。チャックによると、「良いアプローチであることは分かっていましたが、いざテストしてみると、これらのフレームは破壊や耐久性のテストで2、3倍長く耐えることができたのです」。こうして、Smartweldはただ外観を改善させるだけではないことがわかったのです。
ハイドロフォーム加工のメリット
The Hydroforming Advantage
ハイドロフォーム加工とは、油圧を使用して金型内でアルミニウムチューブを成形する製法のこと。アルミニウムの可能性を最大限に引き出すには、この製法をSmartweldと連携させます。ハイドロフォーム加工は、成形の自由度が高いため、特定方向で高い剛性を発揮する形状を実現したり、強い応力の掛かる部位では素材量を増やし、同時にそれ以外の部位の素材量を最小限に抑えることができます。また、他のいかなる金属成形法では不可能な方法で、チューブ同士の複雑な接合部を精密に作ることもできます。
溶接によるしなりはなし
アルミニウム溶接が失敗する主な原因の一つに溶接によるしなりが挙げられますが、Smartweldによって作られたチューブの接合部は溶接によるしなりがなくなります。 この接合部を非常に精密に作ることで、それを応力の掛かる部位から遠ざけた所定の位置に配置できます。これにより、チューブの設計や利用方法に多様性が生まれ、チューブ全体の軽量化を図りながら最高の溶接強度を確保することができます。
すべての面でより優れた溶接
Smartweldを用いて作られた接合部に、溶接工は大満足。チューブ同士のなす角度が小さく、スペースの狭いヘッドチューブ周りにおいて、きれいで一貫したサイズの溶接痕を残すとなると、腕利きの溶接工でも苦労するからです。従来の製法では、チューブとチューブの隙間を溶接するのですが、これにより溶接部が引っ張られた状態になり、ストレスの掛かった接合部を生んでしまいます。Smartweldは、完璧に位置の決まった、簡単に溶接できる接合面を接合部に作ることで、その問題をなくします。
焦点を素材そのものに
Focused Materials
高い応力が掛かる接合部に必要な素材に焦点を当て、必要な部位に必要な素材を正確に配置することで、求める走行特性を実現するチューブ形状にすることができます。したがって、従来の溶接で不満であった欠点、つまり十分に強度を持たせるために、必要以上に頑丈なチューブを用いて乗り心地を損なうことは、もうないのです。
より強く、軽く、精密に
Stronger, Lighter, More Precise
まとめると、D’Aluisio Smartweldにより、アルミニウムのポテンシャルが最大限に引き出され、今までのアルミニウムフレームより強度が高く、軽く、振動吸収性能とハンドリング性能に優れた、手頃で高性能なフレームの製作が可能になります。
より強く、軽く、精密に
Stronger, Lighter, More Precise
まとめると、D’Aluisio Smartweldにより、アルミニウムのポテンシャルが最大限に引き出され、今までのアルミニウムフレームより強度が高く、軽く、振動吸収性能とハンドリング性能に優れた、手頃で高性能なフレームの製作が可能になります。