テクノロジーの進歩により、カーボンファイバーはアルミニウムと同等の強度を持つようになりましたが、これら斬新なテクノロジーを用いると高額になりがちです。新たなホイールを探す際に耐久性、強度、予算が欠かせない要素トップ３であるなら、素材はアルミニウムを選べば間違いないでしょう。これを踏まえ、カーボンホイールの特徴である軽量性、剛性、クリーンな外観を加え、オンロードとオフロードでのトレーニングとレースに対応する耐久性も備えたアルミ合金のディスクホイールセットを作りました。SLX 24 Disc ホイールセットは、どんな走りにも耐え得る軽量で丈夫なホイールセットです。

SLX 24 Discホイールのワイドな断面は、同じ重量クラスの他社製ホイールと大きく異なります。多くのホイールはリムの内幅がはるかに狭く、タイヤとリムの相性を損ないがちですが、リムの内幅が20mmのSLX 24は、ロードやシクロクロスタイヤとの相性が抜群です。そのため、ワイドなタイヤを低圧で使えることから、転がり抵抗を軽減できます。この組み合わせは比較的最近出てきたコンセプトであり、走りのクオリティーとパフォーマンスを大幅に向上できます。ワイドリムはタイヤのエアボリュームを高め、リム打ちパンクのリスクを大幅に減らすことができます。よって通常幅のリムよりも、タイヤ空気圧は少なくて済みます。したがって、オンロードとオフロードの両方でパンクするリスクは減り、よりしなやかな走りを楽しめるのです。

パフォーマンス面で言えば、空気圧が低いと、タイヤは路面の凹凸に弾かれずにそれらを吸収するため、転がり抵抗が軽減されます。空気圧が高過ぎると、タイヤは凹凸に常に弾かれ、貴重なワットを無駄にしてしまいます。低圧だと、凹凸を吸収し、パワーを前進するためだけに使うことができます。また、グリップを劇的に向上させるため、曲がりくねった道路でも安心感が高まります。

高いコストパフォーマンスを誇るSLX 24 Discホイールセットですが、クオリティーには妥協をしていません。まず、ホイールのベースとして、高さが24mmで、軽量性と驚くほどの耐久性を発揮する高品質のアルミ合金製リムを選びました。このリムを、最上級グレードのカーボンモデルにも使われているエアロディスクハブ(AFD)とDT Swiss・コンペティションスポークで手組みし、1515グラムのホイールセットが完成しました。ホイールの手組みは近年では稀な製法ですが、最高のホイールを作るには、機械では手組みと同じクオリティーを達成できません。機械では判別不能なわずかな違いを作り手である人間が感じ取ることにより、良いホイールと一流ホイールとを隔てる差となって現れるのです。

レースとトレーニングの両方に安心して使うことができ、高い耐久性を持つホイールをお探しなら、SLX 24 Disc ホイールセット以外に選択肢はありません。