ペテル・サガンがミラノ~サンレモで望まれる結果を得られるかどうか... 真冬のおしゃべりにはちょうど良い話題かもしれません。しかしいざその日が近づいてくると、聞くべきはやはりサガン自身の言葉でしょう。ラ・プリマヴェーラについて、サガンはどう考えているのでしょうか?

ペテル・サガンは矛盾に満ちた存在です。仕掛け、スプリントし、勝利し、それを3月から始まるシーズン中やり続ける彼は、レースシーンで最も献身的に働く存在。その一方、レースそのものは、ともすれば不遜と思わ���るほど無邪気に捉えており、仕事への姿勢もプロトンのなかで異質です。

ですが、ポーカーフェイスを装う大勢の選手がファンにもたらす苛立ちとは違い、サガンの対応や純粋なる才能は、彼を大人気のスターへと押し上げました。全てを投げうって仕事を完遂すること自体がロードレースにおける楽しみと、さほど遠くないと信じるライダーを魅了していることが、彼にとっての成功なのです。

「君はなんだってできるんだな!」そう言ってもらえるけれど、本当はそうじゃないんだよ。

Peter Sagan

そして、ミラノ~サンレモがやってきました。293kmにも及ぶ、血も涙もない、歴史的な伝統の一戦。ラ・プリマヴェーラに虹色の衣装をまとい出陣するのは、自身の力と成功の証明へとつながるでしょう。千両役者のようにグリースでばっちりと髪をまとめたサガンの無邪気なふるまいは応援したくなるでしょうし、きっと勝ってくれると信じられるものです。

サガンの調子も上々で、世界選手権を獲ったときのような活躍が望めそうです。生まれ持った才能と恐れを知らないハンドリング、そして一見不釣合いなほど智謀に長けた戦術眼を持つ26歳。彼は果たして、勝つことができるのでしょうか?

「ミラノ~サンレモはとても重要なレースだ。乗るだけじゃなくて、戦術や、戦い方が求められる」

― ペテル・サガン