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SPECIALIZED S-Works Epicに乗るバリー・スタンダー(南アフリカ)がオーストラリアのキャンベラで開催されたMTB世界選手権大会において23才以下男子カテゴリーで優勝を飾り、初となるワールドチャンピオンに輝きました。

優勝候補に挙げられていたバリーにファンの視線が注がれ、スタート前の緊張感もピークに達していました。母親のマンディーと父親のチャールズもバリーの応援に駆けつけています。母親は、5才のバリーが近所の砂糖キビ農園に自転車で飛び込んでサイクリストとしての冒険の旅に出て、何度も迷子になったことを思い出していました。「バリーは子供の頃から意思の強い子でした。その長年の積み重ねが彼を今日の世界選手権の舞台へと導いたのだと思います」とスタート前の緊張の中、母親が話しています。

バリーは見事にその期待に応え、実力を発揮します。レース序盤、スイスのトーマス・リッチャーに続き2位で追走していましたが、2周目に入ったとき、「行ける!」と感じたバリーは勝負に出ます。「バイクは最高でした。好スタートが切れたし、最初の岩場の登りセクションでトーマスを追走していてEpicに大きなアドバンテージがあることがわかったので、2周目に入ったところで勝負をかけました」。そしてバリーはアタックを決め、その後は周回を重ねる毎にリードを広げていきます。一方、リッチャーはフランスのヴュイエルモーズにつかまり、1周は並走しますがヴュイエルモーズが地力で勝りリッチャーを引き離し、銀メダルを獲得しました。

バリーは自分の勝利にバイクとチームが果たした役割の大きさを改めて実感し、「Epicは並外れたバイクです。スムーズなライディングを心掛けるだけで、後はバイクがやってくれます。他のバイクではペースが落ちるような微妙な場面でも、逆にタイムを稼げます。また、チームはすばらしい仕事をしてくれました。この優勝は全員で勝ち取ったものです。メカニックは、1本のボルトを100回以上チェックするほどの念の入れようでした」と話しています。


勝利を手にし、オリンピックを除けば最高の栄誉である7色のリボンを掛けたバリーは、この日を待ちわびていたことを「私の人生で最高の日」と表現しています。「たとえこの日まで10のレースで勝っていても、ワールドチャンピオンを逃してしまえば意味がありません。23才以下のカテゴリーに挑戦できるのは今年が最後だったので、今日は本当に最高の一日になりました」。

レース結果:
1 バリー・スタンダー(南アフリカ)1:47:26
2 アレクシス・ヴュイエルモーズ(フランス) + 0:01:21
3 トーマス・リッチャー(スイス)+ 0:02:46
4 ピーター・セーガン(スロバキア)+ 0:04:15
5 マレク・コンワ(ポーランド)+ 0:04:45
6 ギヨーム・ヴィニート(フランス)+ 0:04:59
7 マティアス・ヴェンゲリン(スウェーデン)+ 0:05:14
8 ファビアン・ギーガー(スイス)+ 0:05:32
9 ルーカス・カウフマン(スイス)+ 0:05:57
10 カトリエル・アンドレス・ソト(アルゼンチン)+ 0:06:31